一人で弾く『Fly Me To The Moon』!ジャズスタンダード・ソロギターアレンジ解説!

こんにちは!パプリカミュージックスクール、ギター講師の満田です!
ジャズっぽいオシャレなコードが弾いてみたい!」という方のために、大人気スタンダードナンバー『Fly Me To The Moon』をちょっとムーディーに仕上げたソロギターアレンジを解説!この楽曲は非常に色んなアーティストに様々なアレンジでカバーされており、ジャズ以外でも聴いたことがある方は多いのではないかと思います!
今回の解説ポイントをピックアップすると……

曲のテーマが弾けるようになる!
ジャズっぽいコードのアレンジが分かる!
ベースラインの簡単な動かし方が分かる!

以上3点です!動画にてTAB譜を表示しながらゆっくりと解説しておりますので、是非マスターして更にジャジーな演奏を楽しんでください!

動画の内容のおさらい

・メロディ+コードで曲を覚えよう!
テンションコードを使おう
ベースラインをアレンジしてみよう

ボサノヴァとラテンジャズをミックスしたイメージのアレンジです。コードにテンションを加えたりベースラインに動きを持たせたりして、ややダークな雰囲気に仕上げてみました。馴染みのない押さえ方や動きが多いかと思いますので、コツも含め解説していきます!

では、まずは↓の譜面と動画で弾き方を確認しながら弾いてみましょう!
動画の参考演奏ではBPM110程で弾いておりますが、もっとゆったりしたテンポでもハマるアレンジになっておりますので、落ち着いてゆっくり練習してみてください。

曲の弾き方を把握していただいたところで、今回のアレンジで用いたテンションコードやベースラインのアイディアについて解説していきます。

POINT 1:テンションコードを使ってジャジーにアレンジしてみる

テンションコードとは、テンションを加えてヴォイシング(構成音の重ね方)を変化させたコードのことです。
そしてテンションとは、本来はコードの構成音に含まれていない音であるものの、足すことによりコードの性能(=響き)を変化させられる拡張パーツのようなものです。例えば【D・F・A・C】で構成されるDm7に【G】を足してDm7(11)に……、というような具合。この辺りの数字の意味は長くなってしまうので別の機会に解説致します。
さて、テンションコードを使う目的は色々ありますが、今回は以下2点。

  • コードの響きをジャズっぽくしたい
  • 運指を楽にしたい

実のところ、ソロギター演奏においては2つ目の理由は結構大きかったりします。今回Dm7の箇所などで多用している◯m7(11)コードは通常の◯m7よりも使う指が少なく、押弦の負担が少ない形になっています。

ジャズらしい浮遊感のある響きを持っており、「押さえやすくて響きも良い!」というギター的には色々と都合が良いテンションコードなんですね。◯m7コードであれば11thのテンションはいつでも使用可能なので、アレンジポイントとしてひとつ覚えてみてください。

POINT 2:ベースラインを動かしてみる

ジャズといえばベースラインの格好良さ!みたいなところがありますよね!所謂ウォーキングベースなどの、コード感を感じさせながら動きまくるベースラインがオーセンティックなジャズの特徴のひとつですが、その考え方の基本的な部分をブレンドしてみました。
ポイントは主に2つ。

  • コードトーン(1,3,5度)を混ぜる
  • 次のコードのルートに対して半音上もしくは半音下を混ぜる

コード進行感を強く感じさせるベースライン選択はこの2点を基準として構成されます。今回は2番目の半音アプローチを特に意識しました。
また、上記の2点を意識すれば、私が弾いたものとは違ったベースラインも独自に作れます。コードチェンジ前に現在弾いているコードの3度や5度、次のコードのルートの半音上or下を経由するように弾くのが綺麗に繋げるコツです。余裕が出てきたら今回のアレンジを元にして、更に手を加えてみても良いでしょう!

もっと詳しいレッスンをご希望の方は是非体験レッスンへ!

コードの度数やテンションといった内容は非常に長くなってしまうため今回は解説を省略しておりますが、そういったよりディープな内容について興味がある方は是非体験レッスンにお越しください!

 

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ギター講師 満田

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