こんにちは!パプリカミュージックスクール、ギター講師の満田です!
今回は楽しく考えるコードヴォイシングがコンセプトです!扱うモチーフもシンプルにドレミファソラシド!
内容をまずざっくりと説明すると、ドレミファソラシドをメロディとして、それぞれにコードを付けていくという練習になります。ポイントとしては
- コードのアイディアが広がる
- コードの分析力が鍛えられる
- 最終的にコードで自由にメロディが弾けるようになる
では、具体的な解説に入ります!
動画の内容のおさらい
- ドレミファソラシドにコードをつける
- ベースラインを決める
- ベースとトップノートの間を手探りで埋める
- できあがったコードに名前を付けてみる
- 応用:いきなりコードヴォイシングから考えてみる
といった内容でした。
実際の楽曲の演奏に直接結びつくものとは言えませんが、コードヴォイシングの蓄積として役立つ練習です。一応、作曲の起点になったりイントロなどに使い回せたりといったこともありますが、そういった副次的な部分はひとまず置いておきましょう。
コードに名前を付けてみる、という部分に関しましては多少の音楽理論的な知識が必要になってきますが、ヴォイシングのアイディアを整理するためにはとても大切な作業です。詳しくは後述。
では、各要点を詳しく見ていきましょう!
コンセプト:ドレミファソラシドにコードをつける
まずはコンセプトから。内容は、メロディとしてドレミファソラシドを弾きつつ、それぞれに自由にコードを付けていくというもの。言い換えると【C・D・E・F・G・A・B・C(オクターブ上)】の8音をトップノートとしたコードを作る練習ということです。
これはジャズギタリストやジャズピアニストが新しいヴォイシングを探したい時によくやる方法で、複数人で集まって「誰が一番格好良くドレミファソラシドを弾けるか?」というような遊びとしても用いられます。
シンプルなコンセプトながら発展性が非常に高い練習なので、是非覚えてみてください!
STEP 1:ベースの出発点を決める
コードを考える上で重要になるのはベースラインがどうなっているか、という部分になります。今回はコードを作っていく練習になっているので、まずは文字通り土台となるベースから考えていきましょう!
8音のベースラインを独自に考えてももちろん良いのですが、もっとシンプルにアイディアを捻り出せるようにするためにベースラインは半音階で固定してみましょう。スタート地点はどこでもOK!メロディに合わせてCからスタートしても良いですし、A♭やE♭のような音階と無関係な音を選んでも勿論構いません。
出発点を決めたら、そこから半音ずつ下降或いは上昇させた8音をベースラインとするだけ!これでメロディの8音とベースの8音が決まりました。
STEP 2:まずはメロディとベースを一緒に弾いてみる
コードを作っていく前に、ここまでの流れで決まったメロディとベースラインを一緒に弾いてみましょう。例えばベースをGから始めて下降のラインにすると決めた場合、「メロディがCでベースはG、次はメロDベースF#(G♭)、EとF……」といった具合でメロディのCDEFGABCと一緒に半音で下降していくベースラインを弾いていきます。
(譜面として書いてみるとこんな感じです。)
これを元にしてコードを作っていきましょう!
STEP 3:トップノートとベースの間の音を埋めていく
STEP 2で決まったメロディ(トップノート)とベースの組み合わせが8つ決まりました。そうしたら次はそれぞれのトップノートとベースの間の音を埋めていきます。どうやって埋めていくかと言うと、物理的に押さえられるものは全部試す!という単純明快な方法ですw 押弦が可能な限りは様々なヴォイシングを試していきたいところですが、トップノート下に2音+ベースくらいの組み合わせがスッキリしていて楽かと思います。
このステップではどの音が正しいかではなく、どの音の組み合わせが好きかで選んでいきましょう!
STEP 4:できあがったコードに名前を付けてみる
STEP 3でできあがったそれぞれのコード8つに名前を付けてみましょう。音楽理論の知識が多少必要になりますが、これはとても大切なプロセスになります。何故名前を付けることが重要なのかというと、実際にどんなコードに使えるヴォイシングなのかが分かりやすくなるからです。例えば
因みに、構成音を低い方から順番に入力するだけで自動的にコードを検索してくれる便利なサイトもあります。「コードの名前の付け方がまだよく分からない……」という方はこちらも活用してみてください。
コード名検索【Chord Finder】複数の候補が出てきますが、コードとは解釈次第で色々なネーミングができるものなので認識しやすいものを好きにチョイスする形で大丈夫です!因みに各候補にスコアがつけられておりますが、スコアが高いほどよりベーシックなコードの解釈ということになります。その辺りも判断基準としてご活用ください!
終わりに
以上、格好良いドレミファソラシドを作るコードヴォイシング練習でした!
ご覧頂きありがとうございました!
パプリカミュージックスクール
ギター講師 満田
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